Last-modified: 2013-11-24 (日) 14:34:00
iGoogle/iGoogleの代替としてGoogleサイトを使う

概要

パーソナライズされたスタートページであるiGoogleが2013年10月末で終了してしまいました。
代替サービスもありますが、よくわからん会社よりGoogleのほうがまだ信頼できるだろう(裏切られているけれど)ということで、GoogleサイトというサービスでiGoogleの代替を行います。

  • iGoogle
    WS000002.PNG
  • Googleサイトでの代替
    WS000006.PNG
    簡単な流れは、Googleサイトで3列レイアウトのページを作成→限定公開→RSSを登録しまくる、です。
    私の場合は、デフォルトのURLが長くて覚えづらいため、自ドメインでアクセス可能にしたのでもう少し手順があります。

  • iGoogleとの相違点
    • メリット
      • 閲覧ユーザーを自由に制限できるので、様々なGoogleアカウント上で同一のページを閲覧することができる。
      • RSSの件数やレイアウトが自由にできる。
    • デメリット
      • 小ウインドウタイトルをクリックしても当該サイトへ飛ばない。
      • 小ウインドウの移動がiGoogleの操作感ほど洗練されていない。
      • 子ウィンドウを最小化できない(使ったためしがない)
      • 広告RSSを非表示にする機能がない(使用したRSSリーダガジェットの問題)
      • Googleサービスへのリンクがまとまった上部のバーがない(機能としては実現可能)
      • タブがない(機能としては実現可能)
      • ガジェットがあまり動かない(私の使い方ではRSSさえ動けば問題なし)

手順(iGoogle風レイアウト作成)

  1. Googleサイトサービスの利用を開始。
    独自ドメインを使う予定ならば、認証で使うことになるのでウェブマスターツールをよく使うアカウントで作業したほうが効率的。
  2. ページを作成。
  3. レイアウト
    編集ボタンを押下して、[レイアウト]を[3列(シンプル)]
    WS000000.PNG
  4. RSSガジェット追加
    1. [挿入] - [その他のガジェット]
      WS000005.PNG
    2. [一般公開] - [RSS Reader+]
      WS000007.PNG
    3. 設定は[プロパティ]から
      WS000008.PNG
      項目
      RSS feed<FeedのURL>
      Number of items15
      Font Size(pt)10
      Relative Line Height(%)130%
      Show age of entryEnable
      Hide link underlineEnable
      100%
      高さ180px
      ガジェットにタイトルを表示<タイトル>
  5. ガジェットのコピーは別カラムにドラッグすることでできる模様。
    WS000011.PNG
  6. ページ設定
    ショートカット[u]を押下。
    [ページのタイトルを表示する]を無効にする。
    WS000012.PNG
  7. 全般
    ショートカット[g]+[m]を押下。
    [モバイル] - [携帯端末用にサイトを自動的に調整する]を有効にする。
  8. 共有と権限
    限定公開にする。
    他に常用しているGoogleアカウントがあれば閲覧許可にしておくと非常に便利。
    WS000003.PNG
  9. テーマ、色、フォント
    WS000014.PNG

    基本のテーマオールドスタイル
    コンテンツエリアページタイトルサイズ(10pt)
    コンテンツエリアテキストサイズ(10pt)
    コンテンツエリアガジェットタイトルサイズ(12pt)
    コンテンツエリアガジェットテキストサイズ(10pt)

手順(独自ドメインでのアクセス)

ここでは、ig.paburica.comでアクセスできるようにする。

  1. ドメイン認証を行う。
    1. ウェブマスターツールを開く。
      すでに認証済みならば不要。
      (ここでGoogleサイト作成を、すでにウェブマスターツールを使っているアカウントでやればよかったと後悔...)
    2. 現在のGoogleアカウントで認証したいドメインを追加する。
      アクセスはサブドメイン(ig.paburica.com)だが、認証はドメイン(paburica.com)で行う必要がある。
    3. htmlファイル認証ができない環境で作業していたので、DNSのTXTレコードを追加することで認証した。
  2. CNAMEレコードに設定したいサブドメインを指定し、値をghs.googlehosted.comにする。
    WS000004.PNG
  3. ウェブアドレス
    使用したいサブドメインを入力して[追加]を押下。
    WS000013.PNG
  4. 動作確認
    閲覧権限のないユーザーで開くと、閲覧できない旨のページが表示される。
    モバイルで開くとこんな感じに1カラム表示となる。
    2013-11-22 22.43.07.png

経緯

iGoogle代替サービスは色々ありますが、突然の終了、買収、有料化、広告、規約変更、インフラの信頼性、日本語対応などリスクが付きまとうので、当初は自サーバやGAEに自分専用のサイトをつくろうと考えていました。自サーバだと、「TinyTinyRSS」、「Sublime Dash」、「Symfonians」、「SonarRSS」、「Picok」あたり(開発停止しているものもありますが)
しかし探しているうちに、GoogleサイトというサービスでiGoogleっぽいものが作れるという記事を見つけて、試したところ簡単にやりたいことが出来てしまったので、今に至ります。
Googleサイトも終了したら、その時は前述のプロジェクトを使うかスクラッチしようと思います。

検証時の環境

参考