概要 †
Windowsから負荷テストを行ないます。
今回は、当サイトをターゲットに簡単なテストケースを作り、実行するところまでを見ていきます。
方法 †
- 「<JMeterルート>\bin\jmeter.bat」を起動します。
「テスト計画」のコンテキストメニューから、[追加] - [Threads(Users)] - [スレッドグループ]を選択します。
- スレッド数や試行回数などを設定します。
以下の設定では、30秒間に10スレッドを起動する処理を延々繰り返します。
- 「void of knowledge」のコンテキストメニューから、[追加] - [サンプラー] - [HTTPリクエスト]を選択します。
- ここでは、GETのサンプルとして、通常アクセスのテストを作成します。
サーバ名などの接続情報を設定します。パス欄には、テスト対象のページを指定します。
当サイトのURL構造は「index.php?<ページタイトル>」なので、<ページタイトル>部分を変数にして、テスト毎に可変値が入るようにします。変数${get_request_query}の定義は後ほど説明します。
パラメータは、「リクエストで送るパラメータ」欄で指定します。
複数のパラメータを渡す場合は、<名前>と<値>のペアを追加していきます。
パス欄に「/index.php?${get_request_query}」と指定しても、動きますが表形式の方が見やすいです。
- 次に、POSTのサンプルとして、検索機能のテストを作成します。
先ほどと同様に、必要事項を埋めていきます。
ここでも変数を使い、可変値でテスト出来るようにします。
- [追加] - [前処理] - [ユーザーパラメータ]を選択します。
- ここで、先程指定した変数の値を設定します。
- 実行順序などを操作したい場合は、[追加] - [ロジックコントローラー]を使います。
今回は、[ランダム順序コントローラー]を選択しました。
- マウスを使い、「ページアクセス」、「検索」テストを「ランダム順序コントローラー」の子要素にします。
これにより、「ページアクセス」、「検索」テストの順序に関係なくテストが行われます。
- 結果の表示形式を選択するには、[追加] - [リスナー]を使います。
今回は、[グラフ表示]と「結果をツリーで表示」を選択しました。
- 時間を空けてテストしたい場合は、[追加] - [タイマ]を使います。
今回は、[ガウス乱数タイマ]を選択しました。
- 全ての設定が完了したならば、設定を保存し、テストを実行します。
- 実行すると例えば、このような結果が得られます。
検証時の環境 †
- Windows 7 Professional x64
参考 †