概要 †
Boostをインストールします。
今回は[D:\]に展開し、ビルドを行ないます。
方法 †
- Boostの最新ソースをダウンロードし、[D:\]に解凍します。
http://www.boost.org/
- bjam.exeもダウンロードし、[D:\<Boost解凍先>]に置きます。
- Visual Studio 2008 コマンド プロンプトを起動します。
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| cd /d D:\<Boost解凍先>
# --toolset=msvc:Visual Studioを使用
# link=static:libビルド
# runtime-link=static,shared:標準ライブラリ静的リンク版と動的リンク版をビルド
# release:Release版をビルド
# debug:Debug版をビルド
# stage:<Boost解凍先>\stage\libに出力
bjam --toolset=msvc link=static runtime-link=static,shared release debug stage
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- システムの環境変数に、Boostのlibパスを追加します。
今回のケースでは、以下のパスを追加しました。
D:\boost_1_44_0\stage\lib
- Visual Studioを起動し、[ツール] - [オプション]を選択します。
- includeディレクトリの追加を行ないます。
- libディレクトリの追加を行ないます。
- 以上で設定終了です。
使用方法 †
- 必要なヘッダをインクルードするだけで、BoostをC/C++コード上にて利用できるようになります。
ファイル名にバージョンが含まれているものを自動でリンクしているようです。
Boost lib/dllの命名規則についてはこちらで説明されています。
Boost Getting Started on Windows
検証時の環境 †
- Windows 7 Professional x64
- Visual Studio 2008 Standard SP1
参考 †